高品質なバートルの防寒着を選ぶメリットやお手入れの方法について

防寒着13

寒冷地など低温になる環境での活動には防寒着が欠かせません。外気の寒さを遮断し、体温を逃がさない保温性を持っていることが高品質の条件です。また、体の動きを妨げないことも優れた防寒着に求められる機能性ですが、すべての防寒着が快適に着こなせるわけではないのも事実です。

ここではバートルの防寒着が持つ特徴や選ぶメリット、家庭でのお手入れの方法についてお伝えします。

作業服の老舗が立ち上げたブランド

バートルは知名度の高さや幅広い層に支持されている状況から、日本を代表する作業服ブランドと言えます。バートルの前身は1958年に広島で創業したクロカメ被服株式会社です。クロカメ被服は創業時から作業服メーカーとして活動していましたが、当時の作業服は丈夫な作りであることが最優先事項であり、着心地やデザインは二の次にされていた事実は否定できません。

あくまでも仕事着の一種であり、プライベートなど仕事以外の時間帯に着る衣服ではないと認識されていました。そのような当時の常識を打開したのがクロカメ被服です。頑丈さを保ちつつ、今まで軽視されていた着心地やデザインにこだわったクロカメ被服の作業服はその斬新さから高く評価されました。

当時の市場では過酷な環境で生地が傷む作業服は丈夫さ以外にこだわる必要がない、使い捨ての衣類という認識だったのは紛れもない事実です。しかしクロカメ被服の作業服が出回ったことにより、市場でも作業服はいつでも着用する機会がある、長く愛用できる衣類と周知されたと言えるでしょう。

作業服市場の変革に大きく貢献したバートル

クロカメ被服が社名をバートルに変更したのは2011年ですが、その年に至るまでの間、様々な変革をもたらした実績があります。中でもレディースサイズの作業服の販売は、女性の社会進出を大きく後押しした実績として現在でも高く評価されています。

男女雇用機会均等法が制定されたことにより、女性が土木工事などの肉体労働に従事するケースが増えました。一方で女性向けの作業服はほとんど出回っていなかったため、働く女性は男性用の作業服で間に合わせていたのも事実です。

男性と女性は体つきが違うので、同じサイズ表記でも衣服の着心地は大きく異なります。女性は自分の体に合わないサイズの作業服を無理に着用していたのが実状でした。そのため、クロカメ被服がレディースサイズの作業服を販売すると飛ぶように売れました。

クロカメ被服の存在が女性の労働環境改善に繋がったと言っても過言ではありません。また、作業服におしゃれの概念を定着させたのもクロカメ被服が最初とされています。仕事着にファッション性は不要という考えは様々な業種にありますが、土木工事などの肉体労働系の業種はその傾向が顕著でした。

頑丈な作りであれば見栄えは問わないのが旧来の考え方でしたが、クロカメ被服は作業服も衣服なのでデザインにこだわるのは当然という姿勢で販売を行いました。結果、若年層を中心とした多くの人に支持され、おしゃれな作業服ならクロカメというイメージが誕生するに至ったのです。

バートルに名称が変わった現在でもスタイリッシュでおしゃれなデザインは健在であり、アウトドアウェアやカジュアルウェアとしての需要が増加傾向にあります。

バートルの防寒着は保温性が高く体を動かしやすい

防寒着には何よりもまず、高い保温性が求められます。肉体労働は氷点下まで下がる低温の環境で働くことは珍しくありません。そのため、外気の寒さを遮り、なおかつ体温を逃がさない気密性が防寒着に求められます。

また、防寒着は衣服の上から重ね着するのが普通なので、どうしても体の動きがある程度は妨げられてしまうのも事実です。

防寒着を薄手に作れば体を動かしやすくなりますが、肝心の保温性が低下することから、防寒着を着ると動きにくくなるのは仕方がないと思われていました。そのため、バートルが保温性を保ちつつ生地を薄くした防寒着を販売した時は画期的な製品と注目されたのです。

相反する特徴を両立させた技術力の高さは消費者からも高く評価されました。バートルの防寒着は非常に細い繊維で編んだ生地で作られているので、一般的な防寒着よりも薄手の作りになっています。一方で繊維を緻密に編み込んでいることから隙間がほとんど存在しません。

そのため、熱の移動が少なく、外気の寒さを遮りながら体温を逃がさない、理想的な着心地を実現させています。

生地の薄さは体の動かしやすさにも繋がり、安全に作業を進めることが可能です。バートルの防寒着は綿などの天然繊維で作られた物もあるので、化学繊維の弱点である火気に近づく環境での着用に最適です。

防寒着の購入は通販の利用が無難

デザインをした経験がない場合は、自分でロゴを作るというのはとても高いハードルだといえます。そのため、デザイン会社や事務所に頼んで、デザイナーにロゴ作成をしてもらうことを考える方もいるでしょう。たしかに、ロゴを得意とするデザイナーはたくさんいるので、外注すれば素晴らしいものを作ってもらえます。

既存のロゴやキャラクターに似た雰囲気のものを作って欲しいなどの注文も可能なため、納得できるものを作ってもらえるでしょう。もちろん、著作権を侵害しない程度で雰囲気を似させてくれるので、プロに頼めば問題になる可能性はほとんどありません。

ただ、『自分』で作った場合は著作権が『自分』に帰属するように、『デザイナー』に作ってもらった場合は著作権が『デザイナー』に帰属するのです。そのことを知らずに、デザイナーなどに制作してもらうと、あとでトラブルになってしまう可能性があります。

トラブルがあったときは著作権を持っている人間の主張が通るため、例えば、『使用料を支払え』などといわれたときは従わなければいけません。権利は自分にあると思ったなどのいいわけは通りませんので気をつけましょう。

バートルの防寒着は家庭用洗濯機で洗うことができる

一般的な防寒着は厚手の作りが多く、真綿や羽毛などの詰め物も入っているので家庭用の洗濯機で洗うのは容易ではありません。しかし、バートルの製品は生地が薄いので小型の家庭用洗濯機でも洗うことができます。真綿や羽毛も高品質なので、洗濯による型崩れや劣化の心配はほとんどありません。

ただし、洗濯タグに記載されている事項を厳守することを忘れてはいけません。また、ファスナーやボタンなどの金具が引っ掛かってトラブルを招くおそれがあることから、ネットを被せるなどの対処も求められます。さらに、塗料や油脂などのしつこい汚れが付着した場合はクリーニングに出すのが無難です。

高品質な防寒着は長く愛用できる

バートルはそれまで使い捨てが常識だった作業服のあり方を大きく変えたメーカーと言えます。防寒着についても同様であり、生地が厚いので動きにくいというイメージが一変しました。薄手の作りでありながら機能性に富み、洗濯機で洗うことも難しくないバートルの防寒着は何シーズンも愛用できる、珠玉の逸品と言っても過言ではありません。